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[2E03] フェノキシ配位ハーフチタノセン触媒によるエチレン共重合:活性への配位子効果
パラ位に各種置換基を導入したフェノキシ配位子を有するハーフチタノセン触媒、Cp*TiCl2(O-2,6-iPr2-4-R-C6H2) [R = H, tBu, Ph, CHPh2, CPh3, SiMe3, SiEt3 etc.]、を合成し、エチレンと2置換オレフィン(4-メチル-1-ペンテン)や長鎖α-オレフィンとの共重合における活性への置換基効果を検討した。特にパラ位にSiMe3やSiEt3基を導入した錯体が他の錯体触媒より高活性を示し、重合時の熱安定性にも優れる事が明らかになった。フェノキシ配位子のパラ位にSiMe3基を有する錯体では、水酸基を有するオレフィンとの効率共重合も可能となった。