熊本大会(第50回石油・石油化学討論会)

講演情報

ポスター sess.

[P01-13] ポスター sess. 1

2020年11月12日(木) 13:30 〜 15:00 ポスター会場 (3F・小会議室H1-2)

[P01] 低塩分濃度水攻法における二価カチオンが油-水相対浸透率曲線に与える影響

○一 優作1、阿部 一徳1、藤井 光1、長縄 成実1 (1. 国立大学法人秋田大学大学院国際資源学研究科)

低塩分濃度水攻法は経済性及び環境面で優れており、既に実験室規模での増油が報告されている。一方で複数の増油メカニズムが提唱されており、その中の一つとして二価カチオンの影響による岩石表面に吸着している極性油の脱着作用が挙げられる。そこで本研究は塩水中のイオン成分(Na⁺、Ca²⁺、Mg²、など)が濡れ性や油回収に与える影響を検討し、増油メカニズムの解明を目的とした。炭酸塩岩及び砂岩を使用し掃攻試験や濡れ性評価、相対浸透率測定などの各種実験を実施した。