[P05] Quantitative structural analysis for disordered structure of Ziegler-Natta catalyst supports by X-ray total scattering
Ziegler-Natta触媒におけるMgCl2担体は、構造決定の方法がブロードなXRDパターンの解析にほぼ限られていたため、複数の仮説が存在しており、かつ、性能の異なる触媒同士の構造の比較をすることも困難であった。我々はX線全散乱実験とMgCl2ナノ粒子モデルによるシミュレーションを組み合わせることで、MgCl2担体はCl-Mg-Clで構成される結晶層が不規則に積み重なって形成されていると結論付け、さらに定量的な構造決定を可能にした。