熊本大会(第50回石油・石油化学討論会)

講演情報

ポスター sess.

[P01-13] ポスター sess. 1

2020年11月12日(木) 13:30 〜 15:00 ポスター会場 (3F・小会議室H1-2)

[P13] TiO2-FeOX触媒を用いた可溶化リグニンからのフェノール類回収とその触媒特性解析

○石丸 裕也1、青木 裕美1、吉川 琢也1、中坂 佑太1、小山 啓人1,2、麓 恵里3、佐藤 信也3、多湖 輝興4、増田 隆夫1 (1. 北海道大学、2. 出光興産株式会社、3. 産業技術総合研究所、4. 東京工業大学)

TiO2-FeOX触媒は、リグニン構成ユニット間のエーテル結合と側鎖メトキシ基に対する分解活性を示し、可溶化リグニンからのフェノール類回収に有効であった。本研究では、TiO2-FeOX触媒の特性解析を行い、モデル物質、可溶化リグニンの反応における活性との関係を検討した。結果、本触媒は酸・塩基点の両者を有すること、TiO2との複合化によりFeOX由来格子酸素の反応性が向上したことにより、酸化鉄のみの場合と比較し、分解活性が向上したと考えられた。