[P13] TiO2-FeOX触媒を用いた可溶化リグニンからのフェノール類回収とその触媒特性解析
TiO2-FeOX触媒は、リグニン構成ユニット間のエーテル結合と側鎖メトキシ基に対する分解活性を示し、可溶化リグニンからのフェノール類回収に有効であった。本研究では、TiO2-FeOX触媒の特性解析を行い、モデル物質、可溶化リグニンの反応における活性との関係を検討した。結果、本触媒は酸・塩基点の両者を有すること、TiO2との複合化によりFeOX由来格子酸素の反応性が向上したことにより、酸化鉄のみの場合と比較し、分解活性が向上したと考えられた。