石油学会 第65回年会(第71回研究発表会)

特別講演,依頼講演紹介


【特別講演1】(1日目,16:00~17:00)
  「将来のモビリティ」
Techno Revolutions 合同会社 CEO  加藤喜昭 氏
モビリティ(人が移動するための乗り物)は,地球環境保護への対応,技術の進歩,使われ方の変化等により,今後は今まで以上に大きく変わっていくと考えられている。その動きを紹介するとともに,将来のモビリティはどうあるべきかについて考察する。

【特別講演2】(1日目,17:00~18:00)
  「産業・エネルギー分野も窒素利用と窒素汚染のトレードオフである
      窒素問題に関与」
総合地球環境学研究所 教授/
農業・食品産業技術総合研究機構 主席研究員 林 健太郎 氏
肥料や工業原料としての窒素利用や化石燃料消費に伴い,大量の反応性窒素(分子窒素以外の窒素化合物)が環境に排出されて多様な窒素汚染をもたらしている。講演ではこの窒素問題の概要と国内外の取り組みを紹介する。
 

【依頼講演1】(2日目,13:00~13:30)
「欧州を中心とした合成燃料の技術開発および取り組み状況」
(一財)石油エネルギー技術センター
調査国際部統括マネージャー  稲村 和浩 氏
カーボンニュートラルに向かう中、国内外で期待されている合成燃料は欧州を中心に開発及びその実用化が進んでいる。関連技術を含めその技術開発動向ならびに主たるプレーヤーの取り組みについて、その概要を紹介する。

【依頼講演2】(2日目,13:30~14:00)
「エネルギー危機と安全保障」
常葉大学名誉教授/国際環境経済研究所 副理事長兼所長  山本 隆三 氏
2010年代に欧州が中心となって進めた脱石炭により天然ガス需要量が欧州で増えた。この状況につけ込んだロシアは天然ガス供給量を削減し、エネルギー危機を引き起こした。エネルギー危機は安全保障政策の見直しを迫ることになった。