[CC-6] Digital workflow for creating prosthesis-soft tissue interfaces
[Abstract]
前歯部審美修復を成功させるためには補綴装置を硬軟組織に調和させることが求められる.チェアサイドで最終補綴装置を装着するための環境を整え(形成,硬軟組織ティッシュマネージネント),印象採得・咬合採得したものをチェアサイドで製作するのが通法だろう.十分に調整されたプロビジョナルレストレーション(以下PVR)や周囲組織の情報を如何に最終補綴へ移行させるかがコミュニケーションの要点となる.我々は,デジタルに適したワークフローにすることで,省力化以外にもデジタルゆえの臨床的価値を創出したいと考え,軟組織との接点をデジタルによって調整し,最終補綴装置デザインまで製作するデジタルティッシュスカルプティングという手法を考案した.この手法は,ラボサイドで周囲組織との接触形態を段階的に変化させたPVRを順に交換することで,軟組織の調整を行うものである.本法ではデジタル上で最終調整したPVRの形態データをそのまま最終補綴装置材料にて出力することで「最終PVR形態=最終補綴装置の形態」とすることが可能となった.
これまでチェアサイドで行っていた周囲組織をコントロールするための補綴装置の調整・設計(エマージェンスプロファイルやポンティック基底面)を行うにあたってはチェアサイド-ラボサイドのより綿密な情報共有が必要となる.デジタルティッシュスカルプティングのワークフローや各種補綴装置への応用など臨床例を供覧し我々の取り組みを報告したい.
トピックス
●デジタルワークフロー
●補綴前処置
●ティッシュマネージメント
前歯部審美修復を成功させるためには補綴装置を硬軟組織に調和させることが求められる.チェアサイドで最終補綴装置を装着するための環境を整え(形成,硬軟組織ティッシュマネージネント),印象採得・咬合採得したものをチェアサイドで製作するのが通法だろう.十分に調整されたプロビジョナルレストレーション(以下PVR)や周囲組織の情報を如何に最終補綴へ移行させるかがコミュニケーションの要点となる.我々は,デジタルに適したワークフローにすることで,省力化以外にもデジタルゆえの臨床的価値を創出したいと考え,軟組織との接点をデジタルによって調整し,最終補綴装置デザインまで製作するデジタルティッシュスカルプティングという手法を考案した.この手法は,ラボサイドで周囲組織との接触形態を段階的に変化させたPVRを順に交換することで,軟組織の調整を行うものである.本法ではデジタル上で最終調整したPVRの形態データをそのまま最終補綴装置材料にて出力することで「最終PVR形態=最終補綴装置の形態」とすることが可能となった.
これまでチェアサイドで行っていた周囲組織をコントロールするための補綴装置の調整・設計(エマージェンスプロファイルやポンティック基底面)を行うにあたってはチェアサイド-ラボサイドのより綿密な情報共有が必要となる.デジタルティッシュスカルプティングのワークフローや各種補綴装置への応用など臨床例を供覧し我々の取り組みを報告したい.
トピックス
●デジタルワークフロー
●補綴前処置
●ティッシュマネージメント