[CLS2-2] Strategy of tooth auto-transplantation and reposition
[Abstract]
歯の移植・再殖術は近年,見直されつつあり,学術的報告も活発になってきた術式である,また,1950年代から文献的報告がなされている領域であり,自己由来の生体材料を使用することで,患者の倫理的ハードルも低く,術後のエラーも少ないのが特徴である.しかし,卒前教育は十分でなく,各症例において「何故そうなったのか?」という科学的根拠を考察されずに症例の蓄積がなされてきたことは否めない.特に,歯の再殖に関して,該当歯をどのように診断・処理し,移植床にどのように位置させるかという問題や,口腔外の暴露時間と成功率,術後の補綴処置にどう関係してくるか等の点について,成書に書かれていないことでも,過去の移植医療を紐解いていくと,術式を成功に導くためのポイントが見えてくる.
本講演では,一般的な移植医療と比較して歯の移植・再殖の相違点・類似点について考察し,どのような症例において何に注意して処置を進めるべきか,症例を交えて報告する.
トピックス
●意図的再植術
●抜歯
●検歯
歯の移植・再殖術は近年,見直されつつあり,学術的報告も活発になってきた術式である,また,1950年代から文献的報告がなされている領域であり,自己由来の生体材料を使用することで,患者の倫理的ハードルも低く,術後のエラーも少ないのが特徴である.しかし,卒前教育は十分でなく,各症例において「何故そうなったのか?」という科学的根拠を考察されずに症例の蓄積がなされてきたことは否めない.特に,歯の再殖に関して,該当歯をどのように診断・処理し,移植床にどのように位置させるかという問題や,口腔外の暴露時間と成功率,術後の補綴処置にどう関係してくるか等の点について,成書に書かれていないことでも,過去の移植医療を紐解いていくと,術式を成功に導くためのポイントが見えてくる.
本講演では,一般的な移植医療と比較して歯の移植・再殖の相違点・類似点について考察し,どのような症例において何に注意して処置を進めるべきか,症例を交えて報告する.
トピックス
●意図的再植術
●抜歯
●検歯