第50回日本理学療法学術大会

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ポスター

都道府県士会などの活動研究報告 ポスター2

介護予防

Fri. Jun 5, 2015 1:50 PM - 2:50 PM ポスター会場 (展示ホール)

座長:片田圭一(石川県立中央病院 リハビリテーション部)

[P1-0009] 静岡県の公益活動~介護予防キャラバン~

川村浩二1,3, 小山内隆2,3 (1.富士宮市役所保健福祉部健康増進課, 2.熱川温泉病院リハビリテーション科, 3.静岡県理学療法士会社会局)

Keywords:介護予防キャラバン, 公益活動, 地域貢献

【目的】一般社団法人静岡県理学療法士会(以下,静岡県士会)は,地域から信頼される団体を目指し,社会貢献や認知度の向上を目的とした公益活動を展開している。静岡県士会社会局では地域住民に向けた介護予防キャラバンを実施しており,以下に報告を行う。
【活動報告】静岡県士会では,H19年度より地域貢献活動として介護予防キャラバンを開始している。本事業は,市町で行われている「健康まつり」等に参加する事で参加会員の負担軽減していることが特徴で,体力測定・相談・運動指導等を実施している。H19年度は4会場での実施であったが,H26年度では10会場と増加している。参加会員は,H19年度16人からH26年度100人に増加している。本事業を継続することで,理学療法士の認知度も年々向上し,市町からの介護保険認定審査会委員や介護保険計画策定委員の推薦依頼も静岡県理学療法士会に依頼がくるようになってきている。県士会員の参加姿勢も変化し,依頼されたイベントに参加から,自分たちで地元のイベントを探し参加するようになっている。
【考察】静岡県士会社会局では,公開講座と介護予防キャラバンを健康増進・介護予防に資する活動の両輪と捉え推進している。活動の中で一番の問題点は,参加会員の確保である。これは,県士会員の時間を制約し,ボランティア活動であるため,実施の限界を感じていた。静岡県士会社会局では,地区理事や支部長と横の連携を図り,イベントを楽しみながら参加できるような環境も整いつつある。同時に,県士会員の地域貢献の意識向上にも繋がっていると感じている。本事業は地域貢献の意味合いが強く,今後も理学療法士の地域に根差した活動として推進すべきと考えている。
【結論】介護予防キャラバンは,県民・県士会員にメリットのある事業であり,今後も推進すべき事業であると考えている。本事業に協力いただいた静岡県理学療法士会会員の皆さんに感謝申し上げます。