第50回日本理学療法学術大会

講演情報

ポスター

都道府県士会などの活動研究報告 ポスター3

介護予防・その他

2015年6月5日(金) 11:20 〜 12:20 ポスター会場 (展示ホール)

座長:鶯春夫(徳島文理大学 保健福祉学部理学療法学科)

[P1-0017] 「熊本県歩いて学ぶ糖尿病ウォークラリー」への熊本県理学療法士協会専門領域部糖尿病班の関わり

溝上真也, 原口真由美, 内田妥美, 平野順子, 陣上修一, 野津原豊, 北里堅二 ((公社)熊本県理学療法士協会)

キーワード:糖尿病, 予防, 運動指導

【目的】
日本糖尿病協会熊本県支部が主催する「熊本県歩いて学ぶ糖尿病ウォークラリー(以下ウォークラリーと略す)」は平成7年より開催され今年で18回を数える。対象者は糖尿病患者とその家族・友人・医療スタッフであり,趣旨は糖尿病に関する正しい知識を歩きながら学んでもらうことである。毎年200~300名の参加がありメディカルスタッフとして医師・看護師・臨床検査技師・理学療法士等の多職種が参加する。今回,(公社)熊本県理学療法士協会(以下県協会)が携わってきた経緯,活動を報告する。

【活動報告】
県協会では平成9年に糖尿病小委員会を設置し,当該領域おける対外的活動に参加してきた。平成25年より専門領域部糖尿病班となり活動を続けている。平成25年より専門領域部糖尿病班となり活動を続けている。ウォークラリー前の打ち合わせとして世話人会が年に2回程度実施される。県協会糖尿病専門班はメディカルスタッフの一員として10名から15名が参加し,ウォークラリー前後の血圧測定,準備体操・整理体操,歩き方の指導・フットケアの視点を取り入れた靴の選び方,コースレクレーションの管理・安否確認などを担当している。
【考察】
ウォークラリーに継続的に参加・協力を行っていた事で,糖尿病療養に関する他団体とのつながりを持つ機会が増えた。病気の特性やリスクを把握し運動指導を行う職種として理学療法士が継続的に関わりを持つことは糖尿病の予防啓発はもとより,理学療法士の職域拡大にも通じると考える。
【結論】
・継続的にウォークラリーにメディカルスタッフとして参加してきた。
・関係他団体とのつながりを得る事が出来た。
・今後も理学療法士が病気の特性やリスクを把握し運動指導を行う専門職として認知を高めていくよう活動を継続したい。