第50回日本理学療法学術大会

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ポスター

都道府県士会などの活動研究報告 ポスター10

士会活動1

Sun. Jun 7, 2015 9:40 AM - 10:40 AM ポスター会場 (展示ホール)

座長:山本双一(高知リハビリテーション学院 理学療法学科)

[P3-0862] 公益社団法人 沖縄県理学療法士協会 社会職能局 国際支援部 活動報告

喜屋武龍介 (公益社団法人沖縄県理学療法士協会社会職能局国際支援部)

Keywords:公益社団法人沖縄県理学療法士協会, 社会職能局国際支援部, 国際支援

【目的】
公益社団法人沖縄県理学療法士協会における社会職能局国際支援部は,国際協力活動に関する公益事業や学術活動などの企画・運営をしている。
今回の各都道府県理学療法士会の活動報告として,以下に報告する。

【活動報告】
①JICA草の根協力支援事業(フィジー・沖縄リハビリテーションアイランドプロジェクト:FORIP),②おきなわ国際協力・交流フェスティバル出展,③医療英会話教室等を開催。
①では,フィジー国の各医療施設の環境調査や理学療法の技術支援・指導を主な活動とし,専門家派遣で計7回,延べ23名の派遣を行い,沖縄県内の病院や施設での臨床技術研修においては,フィジー人理学療法士(以下,PT),医師,看護士を計2回,延べ10名の研修員を受け入れる。本事業は2006年の本件会員の青年海外協力隊活動をきっかけに始まった草の根技術協力事業(地域提案型:2008~2010年),2011年の短期ボランティア(事業調査)に続く事業である。
②では,JICA沖縄と本会の活動報告を通して様々な国際協力活動を知る交流の場として参加。
③では,国際化に対応できるPTの育成と地域貢献に寄与する新事業として,外国人PTや作業療法士,言語聴覚士を招き医療英会話や症例検討会を行っている。

【考察】
国際支援事業を行うことで多くの事を学び気付かされた。やはり言語の壁は高く立ちはだかり,参加協力できる会員も限られている現状があった。より多くの知識や技術を習得するためには外国語の習得も必要であり,より良い支援活動に繋がるのではないかと考える。国際支援部はこれらに貢献できるよう活動していきたい。

【結論】
本会の国際支援事業を通じてPTの相互交流と理学療法に関する技術支援等を行うことで海外からの情報共有が可能となり,会員の視野拡大とPTとしての質の向上にも繋がると考える。