第50回日本理学療法学術大会

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ポスター

都道府県士会などの活動研究報告 ポスター10

士会活動1

Sun. Jun 7, 2015 9:40 AM - 10:40 AM ポスター会場 (展示ホール)

座長:山本双一(高知リハビリテーション学院 理学療法学科)

[P3-0863] 福島県理学療法士会における組織力強化活動の紹介と役員の意識変化

―今後,組織力強化に必要なことは―

本田知久1,2, 小野健太2, 河野哲也2 (1.(一社)福島県理学療法士会理事, 2.(一社)福島県理学療法士会活性化委員会)

Keywords:組織力強化, 意識調査, 都道府県士会

【目的】
福島県理学療法士会(以下,当会)では,組織力強化のため活性化委員会を平成23年に立ち上げ,当会の理事会,委員会,局,支部の役員(以下,役員)を対象に組織運営に関する意識調査を行った。今回はこの調査結果を参考に行ってきた主な活動の紹介と,平成26年度に再度行った調査の結果を23年度調査と比較し,今後の当会に必要な活動を検討したので報告する。
【活動報告】
1.基本方針目標・役割の明確化:当会のミッションを理事会で再考し「みんなの笑顔をつくりだす」とし,ビジョンは「だれもが安心して生活できる社会(地域)の実現」と策定。組織図を再編し職務分担内規を作成。来年度に向けて各部局会の目標設定。
2.効率的・効果的な会議:Web会議,メールによる会議前の意見収集,ワークアウト手法やKJ法を用いた会議。
3.情報共有・意見交換,交流:当会限定SNS,意識調査,スポーツ交流会,支部別新人歓迎会の施設間交流イベント等
【平成23年度と26年度の役員意識調査の比較の一部】23年/26年で記載
回答率72%(77名)/73%(85名)。所属部局会の満足度64%/82%。所属部局会の問題点は「移動時間がかかり集まりにくい」36%/42%。「役割と責任が不明確」25%/16%。「集まる頻度が少ない」23%/25%。所属部局会の取り組むべきことは「基本方針目標の明確化」70%/31%,「情報共有」66%/61%,「人材確保」43%/46%。「仕事量の調整」18%/27%
【考察】
満足度が18ポイント上昇し,本活動は一定の成果を上げていると考えられる。方針目標と役割の項目が改善したが,人材確保と仕事量の調整の意識が高まっていることから,やるべき活動が明確になった分,仕事量の増加が考える。これらより今後は各組織の調整や当会役員の人材発掘と巻き込む力が必要と考える。
【結論】
当会の組織力強化活動において,方針目標と役割は明確化しており,今後は各組織の調整や人材発掘と巻き込む力が必要である。