人体影響 若手

[2408-13-03] RNAシーケンス解析を利用した放射線誘発ラット乳がんにおける融合遺伝子の探索

〇渡辺 光^1,2、臺野 和広¹、石川 敦子¹、今岡 達彦^1,2、西村 まゆみ¹、井上 一雅²、福士 政広²、柿沼 志津子¹ (1. 量研・放医研 放射線影響、2. 東京都立大院 人間健康科学 放射線)

乳腺は放射線による発がん感受性が最も高い臓器の1つであるが、発がんの原因となる遺伝子の異常についてはよく分かっていない。融合遺伝子は、放射線によるDNA二重鎖切断が引き起こす遺伝子異常の1種である可能性がある。そこで本研究では、放射線誘発ラット乳がん検体を用いて、RNAシーケンス解析による融合遺伝子の検出を行った。その結果、乳がんの発生に関与する可能性のある3つの候補融合遺伝子を見出した。