日本分析化学会第72年会

シンポジウム

日本分析化学会第72年会シンポジウム
 
 
1.分析化学反応場における酸と塩基
~酸・塩基の定義から100年~

日時 2023年9月13日(水)9:30~11:30
会場 C会場

オーガナイザー
高椋利幸(佐賀大),梅木辰也(佐賀大),神崎 亮(鹿児島大)
吉田亨次(福岡大)
概要
ブレンステッド,ローリー,ルイスが提唱した「酸」「塩基」は,分析化学に関わる反応を理解する礎である.本シンポジウムでは,その定義提唱から100年を記念し,反応場として溶液化学が関係する講演を企画しました.
依頼講演
「ヨウ素を含む高導電性深共晶溶媒」
 城田秀明(千葉大学)
「金属錯体で創る多彩な機能性イオン液体」
 持田智行(神戸大学)
「抽出溶媒としてのプロトン性イオン液体の特性」
 勝田正一(千葉大学大学院理学研究院)
「塩基性イオン液体のCO2との化学反応及びCO2分離回収への応用」
 牧野貴至(産業技術総合研究所)

 

2.バイオ界面の分析化学

日時 2023年9月13日(水)14:00~16:55
会場 A3会場

オーガナイザー
松田直樹(産総研),安川智之(兵庫県大)
概要
バイオ分野において種々の界面が重要な分析対象になっている。光利用、電気化学等の分析手法、界面を利用する現象や反応、及び界面の表面修飾方法や応用等に関する研究発表を募りました。
依頼講演
「イメージングメタボロミクスによるがん代謝システム解析と医学応用」
 末松 誠(慶應義塾大学Bio2Q WPI Research Center)
「バイオ界面における水分子の役割の解明−中間水コンセプトによる生体親和性表面の設計−」
 田中 賢(九州大学)
「機能性脂質ナノ粒子の創製と応用」
 渡慶次学(北海道大学)
「材料-細胞,細胞-細胞間相互作用の解析と制御」
 有馬祐介(九州大学)
「機能性高分子の表面修飾による免疫細胞標的型脂質ナノ粒子の作製」
 弓場英司(大阪公立大学)

3.医薬領域の進歩に貢献する分析化学

日時 2023年9月13日(水)9:30~12:00
会場 A3会場

オーガナイザー
浜瀬健司(九州大),巴山 忠(福岡大)
概要
医薬領域における創薬、診断、治療などの研究推進には、医薬品を含む機能性分子やバイオマーカーの正確な定量が不可欠である。本シンポジウムでは生体関連分子の分析技術開発並びに応用研究の講演を企画しました。
依頼講演
「光で制御する化学発光分析法」
 岸川直哉(長崎大学)
「加齢性疾患におけるキラルアミノ酸の含量変化と多次元LCによるスクリーニング法開発」
 石井千晴(九州大学)
「キラル分子のエナンチオ選択的イメージングを可能とする誘導体化法の開発」
 杉山栄二(静岡県立大学)
「生体関連微粒子のためのスポンジ状高分子分離プラットフォームの開発」
 金尾英佑 (京都大学,医薬基盤健康栄養研究所)
「LC/MS/MSを用いた疾患バイオマーカーの同定と性能評価に関する研究」
 前川正充(東北大学)

4.ポストコロナに向けた分析化学

日時 2023年9月13日(水)13:15~15:45
会場 A2会場

オーガナイザー
竹中繁織(九工大), 佐藤しのぶ(九工大)
概要
新型コロナの世界的なパンデミックによってウイルス検査の重要性が高まってきた。今後もウイルスの検査技術の発展には分析化学が重要となってくる。ここでは将来を見据えた関連技術の発表を依頼しました。
依頼講演
「Nucleic Acids Research in the post-COVID-19 Era」
 杉本直己(甲南大学)
「等温核酸増幅法における増幅因子」
 桑原正靖 (日本大学)
「検体直接PCR技術とPCR検査の留意点」
 熊谷英郷(株式会社島津製作所)
「SARS-CoV-2の電気化学的検出法の開発」
 佐藤しのぶ(九州工業大学)
「Nextコロナを踏まえた抗ウイルス薬の開発」
 勝田陽介 (熊本大学)