2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

講演情報

口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 12.ヒューマンインタフェース・教育支援

[1L1] ヒューマンインタフェース・教育支援-教育・学習支援(1)

2018年6月5日(火) 13:20 〜 15:00 L会場 (3F サファイアホール飛鳥)

座長:笠井 俊信(岡山大学大学院)

14:20 〜 14:40

[1L1-04] 小学生の書道基本姿勢定着に向けた点画検出および採点手法

〇柿野 優衣1、河野 慎1、米澤 拓郎1、中澤 仁1 (1. 慶應義塾大学)

キーワード:物体検出、深層学習、教育

初めて書道に触れる小学生から書道に対し基本姿勢を身につける方法として点画の練習が挙げられる.点画は書道の基本技術であり作品を構成する上で極めて重要な要素である.そこで本研究では,時と場所を選ばず練習できる環境を得られるアプリケーション実現のため,自動的に書作品評価を行う手法を提案する.書作品内に含まれる点画検出を物体検出問題として扱い,検出した点画評価することで書作品の点数付けを行う.本研究ではSingle Shot Multibox Detectorを適用する.データセットには実際の書道教室に通う小学生の書作品を用いる.提案手法の有効性を検証するため実験において点画検出の精度比較と点数付けの定性的評価を行なった.その結果,提案手法の有効性を確認できた.