2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 12.ヒューマンインタフェース・教育支援

[2C4] ヒューマンインタフェース・教育支援-対話・コミュニケーション

2018年6月6日(水) 17:20 〜 18:40 C会場 (4F オーキッド)

座長:稲葉 通将(広島市立大学)

17:40 〜 18:00

[2C4-02] コミュニケーションロボットにおける文脈に依存した視線外し動作の検討

〇川口 佑希子1、田中 文英2 (1. 筑波大学 理工学群 工学システム学類、2. 筑波大学 システム情報系 知能機能工学域)

キーワード:視線外し、文脈、HRI

本稿では、コミュニケーションロボットの文脈に依存した視線外しがロボットの印象に与える影響について議論する。特に文脈の中でも質問の難易度と視線外しの関係について注目する。まず人間-人間のデータ収集の予備実験を行い、そのデータに基づいて視線外しパターンをロボットに実装する。また、3つの異なるロボットを用いて人間-ロボットの評価実験を行う。(3条件:難しい質問の際に視線外しを行うRobot(A)、簡単な質問の際に視線外しを行うRobot(B)、対話相手の顔を追跡するRobot(C)) 結果から、Robot(A)がRobot(C)と比較してより良い印象を与えたことが分かった。また、参加者から得られたコメントから、視線外しが文脈に適しているかどうかがロボットの発話のニュアンスに影響を与える可能性が示唆された。