2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

講演情報

口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 3.データマイニング

[2O1] データマイニング-データマイニング応用(4)

2018年6月6日(水) 09:00 〜 10:20 O会場 (2F 開聞)

座長:原 聡(大阪大学)

09:20 〜 09:40

[2O1-02] 群知能メカニズムを用いた時系列階層型パタン抽出法によるマーケティングデータ分析

〇坪井 一晃1、須賀 聖1、金光 博明2、坂本 圭司3、栗原 聡1 (1. 電気通信大学、2. 株式会社トライアルカンパニー、3. 株式会社トライアルホールディングス)

キーワード:パターンマイニング、群知能、アントコロニー最適化

自宅やオフィス,通勤などの日常における行動様式や,店舗における曜日や季節による商品の売れ方などには,様々な時空間的粒度の階層を内包するパタンが含まれている.このような特徴的なパタンや階層構造を明らかにし,さらにそれらが時間的に変動する特徴を抽出することは,マーケティング等に対する分析として極めて有用性が高い.しかし,これに対して,既存のパタン抽出手法は,階層構造やパタンの種類などを事前知識として与え,いまだに動的な変化を抽出することを苦手としている.そこで,本研究では群知能型の探索手法を改良し,時系列データから階層構造とパタンの両方を自動的に抽出し,さらに動的な変化についての情報も抽出可能とする手法を提案し,実際のマーケティングデータを対象とした実験を行い,変化する消費者の購買パターンを分析する.