14:50 〜 15:30
[3D1-OS-7a-04] (OS招待講演)HMDによる構成的空間を舞台とした「三人称的自己」の顕在化
キーワード:幽体離脱、バーチャル・リアリティー、重力知覚、所有感、自己主体感
筆者の研究室は、ここ数年、一般的なHMD環境を使って、体験者の身体の外観に対応する「アバター」と「視点」を擬似的に分離する、種々のインタラクションを構成してきた。こうした「三人称的自己」は、夢や幽体離脱において立ち現れる特異的な自己のあり方と深く関係する点が重要である。本講演は、研究室の近年の試みを紹介するとともに、HMDによる構成的空間を通して「三人称的自己」を解明することの意義を議論する。