2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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インタラクティブ発表

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[3Pin1] インタラクティブ(1)

2018年6月7日(木) 09:00 〜 10:40 P会場 (4F エメラルドロビー)

09:00 〜 10:40

[3Pin1-13] GPUを用いたBatch Random Walkによる古典的プランニング

〇黒岩 稜1、福永 アレックス1 (1. 東京大学)

キーワード:プランニング、GPGPU、探索アルゴリズム

Graphical Processing Units(GPU)は,効率的に大規模な並列計算を行うことができるので,様々な分野へ応用されている.本研究では,Monte-Carlo Random Walk(MRW)に基づいて,GPUでの前方探索を用いた古典的プランニングの手法を検討した.まず,MRWの一般化としてBatch MRW(BMRW)を提案する.既存のMRWは単一のノードを始点としてランダムウォークを行うが,BMRWは複数のノードを始点とする.CPU1コアを用いた実験によって,BMRWを用いた充足プランナが,MRWを用いた既存のプランナであるArvand13と同程度の性能であることを示した.続いて,BMRWのランダムウォーク部分をGPU上で行うプランナであるBMRWGを提案し,BMRWGがBMRW に比べて高速であることを示した.さらに,既存の高性能なプランナと比較した場合,BMRWGは複数のIPCベンチマークドメインで同程度かそれ以上の性能を持つことを示した.本稿はICAPS2018の論文[Kuroiwa 18]の extended abstract である.