[4Pin1] インタラクティブ(2)

[4Pin1-11] 修飾節付与による複文のニューラル生成

〇尾形 朋哉¹、小町 守¹、高谷 智哉² (1. 首都大学東京、2. トヨタ自動車株式会社)

キーワード：文生成、対話システム、評価

近年，雑談対話システムの研究が注目されている．典型的な雑談対話システムはユーザの発話に対して，応答文データベースから適切な応答文を選択して出力する．しかし，データベースが応答文を十分に網羅していない場合に，適切な応答文を出力することができないため，データベースを事前に増強することが必要である．
本研究ではデータベースを多様な応答文で増幅するために，単文から複文を生成するタスクを提案する．我々は複文を主節と従属節に分けて，修飾節の生成モデルを学習する．このモデルを用いて修飾節を生成し，単文から複文を生成する．また，本研究ではモデルの質を推定するための自動評価尺度を提案する。