2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

講演情報

オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » [OS] OS-10 不動産とAI

[1D2-OS-10a] 不動産とAI(1)

2019年6月4日(火) 13:20 〜 15:00 D会場 (301B 中会議室)

清田 陽司((株)LIFULL)、山崎 俊彦(東京大学)、諏訪 博彦(奈良先端科学技術大学院大学)、清水 千弘(日本大学)、橋本 武彦(GA technologies)

13:40 〜 14:00

[1D2-OS-10a-02] IoTセンシングによる賃貸物件快適度推定のためのデータ収集

〇諏訪 博彦1、大坪 淳1、中村 優吾1、野口 真史2 (1. 奈良先端科学技術大学院大学、2. 株式会社LIFULL)

キーワード:不動産

賃貸物件を検索する際には,賃料,広さ,駅までの時間,築年数などの情報が使用される.これらの指標は定量的データであり,比較することができる.しかしながら,備考欄のコメントに記載されているような「閑静な住宅街」や「日当たり良好」などの条件は,各物件の表示にあいまいさがあるため,比較が困難である.そのため,騒音や日当たりを定量的に評価できる指標が求められている.指標化には,これらを表すデータを収集する必要があるが,ターゲットが空き物件であるため,データ収集に既存の電力やインターネットを使用することができない.そのため,コンセントから電力を供給することなく環境情報を検知することが可能なIoT機器を構築する必要がある.本稿では,空き物件には電気がないこと,インターネットがないことを制約とした環境情報センシング装置を開発した.不動産業者の協力による実証実験の結果,提案装置がデータを収集できる可能性を示した.