2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

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[1K2-J-4] 知識の利用と共有(1)

2019年6月4日(火) 13:20 〜 15:00 K会場 (201A 中会議室)

座長:福田 直樹(静岡大学) 評者:杉浦 純(ヤフー)

14:00 〜 14:20

[1K2-J-4-03] 質の高い生命科学Linked Data利用基盤の構築に向けて

〇山本 泰智1、山口 敦子1 (1. ライフサイエンス統合データベースセンター)

キーワード:リンクトデータ、SPARQL

我々はUmaka-Yummy Dataという生命科学分野のLinked Dataを提供するSPARQLエンドポイントの評価システムを構築し、結果を公開している。その目的は、より良いLinked Data利用基盤を構築することであり、そのためには、Linked Data提供者と利用者の相互理解を促すことが必要と考えているからである。SPARQLエンドポイントの評価は稼働率など6つの観点から行い、100点満点の数値化したUmaka Scoreとしている。これまで3年間の運用を経験し、Linked Data提供者から様々な意見や質問を得ている。本論文ではこれらの意見や質問を議論し、上述のより良いLinked Data利用基盤を構築するために必要な事項をまとめた。その結果、Linked Data提供者と利用者の間の相互理解を促すのに先立ち、信頼できる評価を提供するために、Linked Data提供者と我々の間の信頼関係の構築が重要であることが分かった。