2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

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[2D1-J-11] ロボットと実世界: 人・ロボット・環境の相互作用

2019年6月5日(水) 09:00 〜 10:40 D会場 (301B 中会議室)

座長:田和辻 可昌(早稲田大学) 評者:廣川 暢一(筑波大学)

10:00 〜 10:20

[2D1-J-11-04] 子犬かハエか:ドローンに対するアニマシー知覚を変容させる躾インタラクション

〇渡邊 裕太1、大西 裕也1、田中 一晶2、中西 英之1 (1. 大阪大学、2. 京都工芸繊維大学)

キーワード:ペットロボット、ドローン、ヒューマンエージェントインタラクション、ヒューマンロボットインタラクション、アニマシー知覚

本研究はドローンの新たな利用方法としてペットロボットを提案する.一般的なペットロボットはかわいらしい見た目を持つ.本研究で用いるドローンはその見た目に頼らずに,参加者とのインタラクションのみでアニマシーと愛着感,親近感を向上させる.実験では,ドローンへ躾を行う場合と躾を行わない場合との間でその感覚を比較した.その結果,躾を行うということはロボットのアニマシーと愛着感,親近感を向上させた.また,躾をした場合だと哺乳類や鳥と感じ,躾をしなかった場合では虫と感じた.そのため,ドローンに対するアニマシーの違いが示唆された.さらに,ドローンを傷つける行為を被験者が行ったとき,躾あり条件ではドローンをかわいそうに感じる被験者が多いことがわかった.