2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

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[2M3-J-13] AI応用: 消費と市場

2019年6月5日(水) 13:20 〜 14:40 M会場 (1F 展示ホール右奥)

座長:松本 一則(KDDI総合研究所) 評者:市川 淳(神奈川大学)

13:20 〜 13:40

[2M3-J-13-01] AI自動会計による無人店舗の推進

〇松尾 佳苗1、笠谷 奏乃1、石田 朋己1、坪田 凛々花1 (1. 同志社大学)

キーワード:人工知能

概要(研究の目的と結果)

➀本稿の目的は、日本の生産年齢人口の減少から生じる人手不足を解消するために、無人店舗を増やすことを推進することである。世界では無人店舗が多数営業するも、日本ではほとんど無人店舗はない。世界では主に、価格帯の低い商品を販売する店舗で無人営業が行われているのだが、それは人間が価格帯の低い商品なら、AIによる自動会計で店員を必要としないことに基づいているのか、疑問に感じた。そこで、AIが高価格帯の店で受け入れられるためには会話のスキルが必要なのではないかと考えた。

②結果として人々が買い物時に求めるものとして、会話はそれほど重要な要素では無く、現在の技術でも十分顧客の要望に沿ったサービスを提供できると考えられた。一方で、人々にAIの技術が受け入れられてないという側面もある。その理由として「AIに対する知識不足」「損失回避性」「現状維持バイヤス」が働いていると考えた。