14:00 〜 14:20
[4A3-J-1-01] 自律に向けたベースとなる知能構築の一考察
キーワード:知能の発達、認識メカニズム、機能要件
人工知能研究の目標の一つに,人間の知能はいかにしてコンピュータによってシミュレートできるかがある.しかしながら,人間の認識メカニズムや知能は複雑で,まだまだ解明されていないことがある.人工知能研究は,他の学問領域とともに進歩してきたと思われるし,今後も研究分野を超えた横断的な成果の活用が,人工知能研究を発展させていくと確信する.
本稿では,人間の認識メカニズムについて研究してきたこれまでの歴史を踏まえ,最近判明してきた科学的な見地も加えて,知能の発達についての総合的な考察を行い,知能を人工的に構築する上で重要な点を明確にすることを目的とする.
協働できるパートナーを創ること,すなわち自律することを最終的な目標として,知能に相当する非認知的スキルの関連とその獲得段階について考察した.言語メカニズムに起因する①メタ認知がベースになり,②内的動機づけ,創造性,想像性,そして③コミュニケーション能力,協働性,さらに④自立へと段階を踏んでいくと結論する.人間のこのような発達段階を参考に,人工知能実現に向けた検討を考える一つの契機となればと考える.
本稿では,人間の認識メカニズムについて研究してきたこれまでの歴史を踏まえ,最近判明してきた科学的な見地も加えて,知能の発達についての総合的な考察を行い,知能を人工的に構築する上で重要な点を明確にすることを目的とする.
協働できるパートナーを創ること,すなわち自律することを最終的な目標として,知能に相当する非認知的スキルの関連とその獲得段階について考察した.言語メカニズムに起因する①メタ認知がベースになり,②内的動機づけ,創造性,想像性,そして③コミュニケーション能力,協働性,さらに④自立へと段階を踏んでいくと結論する.人間のこのような発達段階を参考に,人工知能実現に向けた検討を考える一つの契機となればと考える.