2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

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[4N3-J-7] エージェント: 人流と車流

2019年6月7日(金) 14:00 〜 15:40 N会場 (1F 展示ホール右奥)

座長:松平 正樹(沖電気工業) 評者:長谷川 忍(北陸先端科学技術大学院大学)

15:20 〜 15:40

[4N3-J-7-05] 遊園地シミュレーションにおける許容限界モデル

〇清水 仁1、松林 達史2、藤野 昭典1、澤田 宏1 (1. NTTコミュニケーション科学基礎研究所、2. NTT サービスエボリューション研究所)

キーワード:テーマパーク問題、許容限界モデル、マルチエージェントシミュレーション、多項線形モデル

遊園地シミュレーションを用いて混雑緩和方法を探求する「テーマパーク問題」に取り組む.
我々は実世界での待ち時間の傾向を再現することを目指して,以前に遊園地シミュレーションにおける来園者のアトラクション選択モデルとして多項線形モデルを提案した.
これを改良するため,本研究では来園者の許容限界分布を表す「許容限界モデル」を提案する.
提案モデルを用いて来園者の待ち時間許容限界を分布させることにより、シミュレーション上でアトラクションの待ち時間が過剰に振動する現象が抑制されることを示した.
また,来園者のアトラクション選好の個人差が小さい場合には,アトラクションの処理能力が待ち時間に与える影響も小さくなることが示唆された.