[4K3-GS-3] データマイニング: ユーザ支援

[4K3-GS-3-03] 6軸センサを用いたテニススイング特徴とショット優劣の相関分析

テニストレーニング支援システムの実現をめざして

〇大島 脩斗¹、加藤 昇平^2,3、佐久間 拓人² (1. 名古屋工業大学　大学院工学研究科　工学専攻　創造工学プログラム、2. 名古屋工業大学　大学院工学研究科　工学専攻　情報工学系プログラム、3. 名古屋工業大学　情報科学フロンティア研究院)

キーワード：テニストレーニング支援システム、6軸センサ、スイング特徴、ショット優劣、相関分析

本研究では，スイング動作を計測し，ユーザーにスイングの修正点をアドバイスできるトレーニング支援システムを開発している．本稿では，6軸センサを用いてスイングフォームを評価するために有効と考えられる，ラケットの回転，速さ，タイミング，ボールの回転に着目した7特徴を提案する．また，特徴量の有用性評価のためにセンサを装着したラケットで様々なレベルのテニス競技者からスイング動作を計測し，抽出した特徴量とテニス経験量との相関を分析・評価した．その結果，特徴量とテニス経験量の間に相関がみられ，本稿で提案した特徴量がスイングを評価する際に有用である可能性が示唆された．その有用性を確認するため，コントロールの正確さと球速に基づくショットの優劣と，抽出した特徴量との相関を分析・評価する．