5:20 PM - 7:00 PM
[1B4-KS-12-01] 言語的配慮(ポライトネス)と対話システム研究
人間機械共生社会に向けて、人と親和性の高い、より自然な対話システムの構築が望まれている。一方で、対話システムの自然さについては現時点で十分であるとは言えず、特に、相手や話題に応じた言葉の使い分けや、言語的配慮(ポライトネス)については、まだ課題が多い。人間機械の心地よい共生のためには、対話システムにも、人が好ましく感じ、関係や会話を続けたいと思うような「言語的配慮(ポライトネス)」を取り入れていく必要がある。人間と機械が共生していくための言語的配慮を取り入れたコミュニケーションの最適なあり方を探るためには、対話システム研究者やAI研究者が、人間のコミュニケーションの実態について、今以上に興味を払い、人文系の談話研究者、コミュニケーション研究者、そして、外国人に対する日本語教育の研究者、実践者らとも、交流・協働することが重要であると考える。そこで、本企画セッションでは、ポライトネス理論研究の第一人者で、対人コミュニケーション分野において独自のポライトネス理論を提案している宇佐美まゆみ氏に、『ディスコース・ポライトネス理論(DP理論)』と人間機械共生社会におけるコミュニケーション研究についてご講演していただくとともに、談話研究,日本語教育研究,対話システム研究,ロボット研究等,様々な分野の研究者に各分野の観点から「対話システムにおける言語的配慮の可能性について」議論をしてもらうことを目的とする。
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