2021年度 人工知能学会全国大会(第35回)

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[1F4-GS-10c] AI応用:環境モニタリング

2021年6月8日(火) 17:20 〜 19:00 F会場 (GS会場 1)

座長:藤井 慶輔(名古屋大学大学院)

18:40 〜 19:00

[1F4-GS-10c-05] Convolutional LSTMを用いた新幹線軌道狂いの時空間予測

〇小助川 克也1、森 康久仁2、須鎗 弘樹2、川本 一彦2 (1. 千葉大学大学院 融合理工学府、2. 千葉大学大学院 工学研究院)

キーワード:時系列予測、時空間予測、社会インフラ応用、深層学習、ニューラルネットワーク

鉄道事業者にとって,鉄道の軌道形状の変形である軌道狂いの予測は,安全性の確保や保守計画の管理のために重要である.本論文では,新幹線軌道の高低狂いの時空間予測のために, convolutional long short-term memory (ConvLSTM) に基づく深層予測モデルを提案する.提案モデルは,高速検査列車が測定した軌道狂いや動揺などの時空間データだけでなく,軌道構造や地盤などの静的なカテゴリカルデータ,保守作業有無の2値時系列データを用いて学習される.学習では,回帰タスクでは十分な精度が達成できなかったため,高低狂いを2mm単位に量子化したうえで分類タスクとして定式化し,分類精度の観点から予測精度を評価している.実データを用いた実験評価では,高低狂いが進行している要注意地点において,提案モデルは,軌道構造や地盤などの静的なデータや保守作業日記録の時系列データを用いた方がより高い予測性能を示す結果が得られている.

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