2021年度 人工知能学会全国大会(第35回)

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[1G4-GS-2c] 機械学習:回帰

2021年6月8日(火) 17:20 〜 19:00 G会場 (GS会場 2)

座長:鈴木 雅大(東京大学)

17:20 〜 17:40

[1G4-GS-2c-01] マルチスケール k-近傍法における回帰関数および損失関数の検討

〇操 瑞行1,3、田中 卓磨1,3、奥野 彰文2,3、下平 英寿1,3 (1. 京都大学、2. 統計数理研究所、3. 理化学研究所革新知能統合研究センター)

キーワード:近傍法、バイアス修正、外挿、回帰分析

k-近傍法(k-NN)はクエリ近傍の k 個のデータベクトルを検索し,付随するラベルの平均によりラベル確率を推定する.近年,複数の k1, k2, ... における k-NN 推定量を k=0 に外挿し,k-NN の漸近バイアスを減少させるマルチスケール k-近傍法 (MS-k-NN)が提案された.既存の MS-k-NN では漸近的に導出された回帰関数を最小二乗法により推定するが,(i) その回帰関数の有限サンプルにおける有効性は明らかでなく,(ii) 単純な最小二乗法では各 k での k-NN 推定量の従属性を適切に扱えていない,という問題があった.これらの問題を解決するために,本研究では MS-k-NN の外挿に利用する新たな回帰関数と推定法を検討する.また MS-k-NN に着想を得た Local Radial Logistic Regression(LRLR)を提案し,これらの手法を数値実験により比較する.

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