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[1H4-GS-1c-04] ネットワーク分割による避難経路の交差を回避した避難所割り当ての最適化
キーワード:避難計画、整数計画法、ネットワーク
近年、地震など大規模な災害の発生が多く見られ、避難計画問題は非常に重要な課題となっている。また、大規模な災害が発生した際にどこに避難すればよいのかがわからない住民が多いことが、東日本大震災で明らかになり、災害が発生したときの避難所はどこかを、確認しておくことが大切になってきている。そのため、現在、避難所の割り当ては重要な課題となっている。岡田らは、人の滞在履歴データを用いて、整数計画法により避難所割り当てを行う手法を提案した。しかしながら、本手法には、避難経路の交差を考慮できておらず、避難経路が交差する場合、交差している箇所で混乱が生じる可能性がある。そこで、本研究では、避難所割り当て問題を建物・避難所・交差点をノード、経路をエッジとしたネットワークで表し、そのネットワークが、建物と避難所毎に分割できるかどうかを判定することで、避難経路が交差しない避難所割り当てを求める手法を提案する。名古屋工業大学の実際の建物を対象に評価実験を行った結果、従来手法では避難経路が交差する可能性があったが、提案手法では避難経路の交差を回避する割り当てが求めることができた。
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