2021年度 人工知能学会全国大会(第35回)

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[2F1-GS-10f] AI応用:安全

2021年6月9日(水) 09:00 〜 10:40 F会場 (GS会場 1)

座長:清川 裕(BIRD INITIATIVE(株))

09:00 〜 09:20

[2F1-GS-10f-01] 階層ベイズを用いた欠陥進展下の転がり軸受の余寿命曲線推定

〇北井 正嗣1,2,3、赤松 良信3、藤原 宏樹3、谷 僚二3、沼尾 正行4、福井 健一4 (1. 大阪大学 大学院 情報科学研究科、2. 大阪大学 NTN次世代協働研究所、3. NTN株式会社、4. 大阪大学 産業科学研究所)

キーワード:階層ベイズ回帰、ランダムフォレスト、余寿命、転がり軸受

欠陥進展下の転がり軸受の余寿命推定において,軸受毎の余寿命の個体差,および振動加速度の変動に対してロバスト性を向上させることは余寿命推定の精度向上における課題である.
本論文では,階層ベイズに基づく余寿命回帰手法を提案することで,転がり軸受毎の余寿命の個体差を考慮した.併せて変動の大きい振動特徴から直接余寿命を推定するのではなく,中間変数として欠陥の状態を示すパラメータを導入することで,振動特徴の変動に対するロバスト性を向上させた.
提案手法により,余寿命を単調な回帰曲線で推定することを可能とした.くわえて,特に欠陥進展初期における余寿命推定精度が向上できた.

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