2021年度 人工知能学会全国大会(第35回)

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[2G4-GS-2f] 機械学習:データ分布

2021年6月9日(水) 15:20 〜 17:00 G会場 (GS会場 2)

座長:大塚 琢馬(NTT)

15:40 〜 16:00

[2G4-GS-2f-02] 分散表現を用いたレシピの多様性の分析モデルに関する一考察

〇山下 皓太郎1、伊藤 史世1、蓮本 恭輔1、後藤 正幸1 (1. 早稲田大学)

キーワード:Word2vec、Doc2vec、分散表現、料理レシピ、レシピ分析

近年,インターネット上で大量の料理レシピが共有されている.それらのレシピに対し,調理手順および食材名から分散表現を獲得し代替食材を発見する手法や,料理ごとに共通する特徴的な手順が存在することに着目し基本手順を抽出するといった手法が提案されてきた.その手法はいずれも構築した意味空間をレシピごとの調理手順や食材の距離を計算することに活用し,これらの距離によって定義されるレシピ間の類似性を考慮することで有用性を示している.一方で同様の空間ではレシピ間の類似性だけではなく,それらの多様性についても分析が可能であると考えられる.同一の料理であっても投稿者によって様々なレシピが存在し,その多様性は料理によっても異なる.この多様性を考慮することによって,ユーザーに適したレシピの抽出など様々な分析が可能になると考えられる.そこで,本研究では分散表現を用いてレシピの多様性を分析する手法を提案する.また,実際のレシピサイトのデータに提案手法を適用し,有用性を示す.

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