2021年度 人工知能学会全国大会(第35回)

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[2H3-GS-3b] 知識の利用:社会応用

2021年6月9日(水) 13:20 〜 15:00 H会場 (GS 会場 3)

座長:服部 宏充(立命館大学)

13:20 〜 13:40

[2H3-GS-3b-01] 加速度データを用いた動作タイミングに着目した演武競技の評価

〇山中 祥平1、島 孔介1、武藤 敦子1、森山 甲一1、松井 藤五郎2、犬塚 信博1 (1. 名古屋工業大学、2. 中部大学)

キーワード:データ分析

テコンドーなどの演武競技において自身の上手さを知るのは上達において重要であるが、その上手さを定量的に評価することは難しい。近年、スマートフォンが普及し個人でも簡単に加速度を測定することができるようになった。テコンドーを含め武道には「極め」と呼ばれる動作がある。技を出した後に瞬時に体全体の動きを止め、技を極める動作のことである。先行研究ではテコンドーの演者の腰にスマートフォンを装着し3軸方向の加速度を測定した。極めの瞬間が加速度のピークとして現れるため、その極めピークの強さと緩急に着目した評価を行っていたが、型の上手さを捉え切れていなかった。本研究では型を構成する各挙動において3軸それぞれの極めの瞬間が同じタイミングであれば極めの動作が上手い、すなわち極めの瞬間である加速度のピークの時間差がその被験者の型の上手さを表すとの仮定のもと、初心者から熟練者までの加速度データを用いて定量的な評価をするためのモデルを作成し、そのモデルの評価を行い先行研究と比べ有効な結果を示せた。

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