2021年度 人工知能学会全国大会(第35回)

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[2Xin5] インタラクティブ1

2021年6月9日(水) 17:20 〜 19:00 X会場 (ポスター会場1)

[2Xin5-09] 科学研究のインパクト予測に向けた学術文献情報から抽出した分散表現による特定可能性分析

〇大知 正直1、城 真範2、森 純一郎1、坂田 一郎1 (1.東京大学、2.産業総合研究所)

キーワード:学術文献情報、科学研究インパクト

投資に値する研究を見出すためには,有望な研究を早期に見極めることが重要である.
また,学術文献のデジタル出版の増加や研究の細分化が進む中で,将来の研究動向を自動的に予測する技術の開発が必要とされている.
これまでの科学研究のインパクトを予測する研究は,指標ごとに特別に設計された特徴量を用いて行ってきた.
一方で最近のディープラーニング技術の進展は,異なる個別のモデルを統合し,より汎用的なモデルの構築を容易にしている.
しかし,ディープラーニング技術を用いて科学研究のインパクト指標を予測する可能性について十分に検討されていないという課題がある.
そこで本稿では,科学研究のインパクト指標の代表的指標の1つである論文出版後の被引用数とそれに対応する学術文献情報を分散表現として抽出し,高いインパクトを持つ論文の特定可能性について分析を行った.
分析結果は,学術文献の持つ言語情報とネットワーク情報を用いた分散表現において異なることを示した.
本稿の成果は,多様な科学研究のインパクトを早期に予測するより汎用的なモデル開発や科学技術の動向予測に向けた基礎的な分析となる可能性がある.

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