[2Yin5] インタラクティブ2

[2Yin5-18] 中赤外ハイパースペクトラルイメージングと機械学習による筆記具インクの識別

〇菅原 滋¹ (1.科学警察研究所)

キーワード：機械学習、ハイパースペクトラルイメージング、赤外分光スペクトル、文書鑑定、可視化

機械学習を中赤外線ハイパースペクトルイメージングのデータ分析の自動化に応用した。 5種類の黒色マーキングペンの再生紙上の分布を正確に可視化できるか検証した。 黒色塗りつぶしの測定結果をトレーニングデータとして使用し、交差文字と全種類のペンによる試料（全点試料）の測定結果を検証データとして使用した。 最初に、スペクトルとその2次微分の、紙との差分スペクトルを計算した。 次に、主成分分析により主成分スコアを求めた。 2次判別分析を使用した場合の分類精度は94％であった。 交差文字のインクの違いの分布を正確に視覚化することができました。 全点試料については、誤識別があったものの、インクの分布をある程度正確に特定できた。