2021年度 人工知能学会全国大会(第35回)

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オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-12 創作者と⼈⼯知能が創る創作の未来

[3D2-OS-12b] 創作者と人工知能が創る創作の未来(2/3)

2021年6月10日(木) 11:00 〜 12:40 D会場 (OS会場 2)

座長:森 直樹(大阪府立大学)

11:00 〜 11:20

[3D2-OS-12b-01] 少年漫画の登場人物の人数と役割の計量的分析

〇斉藤 勇璃1、村井 源1 (1. 公立はこだて未来大学)

キーワード:物語分析、少年漫画、登場人物

登場人物は魅力的な物語を作る上で重要な要素の一つである.登場人物が物語に良い影響を与え,より面白くしている作品は多数存在している.その為,物語論や自然言語処理の分野においては,これまで登場人物の役割や人間関係等に関して,多数の研究が行われている.しかし,どのような物語上の役割を担う登場人物が何人出てくるのか,特に物語を長編にしても読者を飽きさせない為には,どのような役割の登場人物がどのように登場・退場し,役割が変化していくか等,人数に着目した計量的な研究はほとんど行われていなかった.そこで本研究では,少年漫画における登場人物の一話ごとの人数とその役割についての分析と,物語を長編化した場合における適切なタイミングでの登場人物の登場・退場・役割の変化等に関する数値的なデータの蓄積を行った.人数と役割に関する定量的な分析の他にも,物語において新しく登場する新規登場人物の分析や,因子分析を行い,登場人物の役割の組み合わせパターンの抽出を行った.その結果,少年漫画での一話の登場人物数に共通の特徴があることが明らかになった.また,登場人物の配置における中・長期的な時系列の頻出パターンを抽出した.

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