2021年度 人工知能学会全国大会(第35回)

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オーガナイズドセッション » OS-12 創作者と⼈⼯知能が創る創作の未来

[3D2-OS-12b] 創作者と人工知能が創る創作の未来(2/3)

2021年6月10日(木) 11:00 〜 12:40 D会場 (OS会場 2)

座長:森 直樹(大阪府立大学)

12:20 〜 12:40

[3D2-OS-12b-05] 写真作品の称賛点解析を目的とした写真創作支援システムの構築

〇青木 俊憲1、上野 未貴1 (1. 大阪工業大学)

キーワード:写真自動評価、風景写真データセット、写真創作、創作支援、深層学習

写真を趣味とする人は作品製作のために主役・副題のテーマ,撮影場所・時間等を慎重に選択する.そのため,自身の作品を評価する際に撮影時の苦労や経験を評価要素として加味することがあるため,客観的評価を自身で得ることは困難となる.
客観的評価を求めることは自身の撮影技術向上に役立つ.
ソーシャルメディアで「いいね」のような客観的評価を簡単に取得できる.しかし,第三者による評価がどの作品にも必ず得られる確証はないため,撮影技術向上に繋がる確率は低くなる.
本研究の目的は,作品中の被写体の良さ・被写体同士の関係性,構図,日本特有の季節感を精査したデータを構築し,機械学習を用いて写真を趣味とする人に第三者が作品で褒めると予測し得る点を提示することである.
本稿では,複数の評価基準を付した写真データセットの構築方法を述べ,データセットを畳込みニューラルネットワークに学習させ,任意の作品の良い点を可視化,評価理由を提示し考察する.
応用として,観覧初心者の疑問である作品の見方について解説に用い,創作者と観覧者を繋げるシステム構築を目指し,技術向上や創作への興味を得るために必要な観点を広く論じる.

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