16:40 〜 17:00
[3F4-GS-10k-05] クレーン操作作業における危険行動検出の検討
キーワード:行動認識、映像解析、危険行動検知
近年,Society5.0を支える基盤技術としてIoT (Internet of Things)が注目されている.我々はIoTを活用して産業分野における製品品質の担保,作業者の安全確保に向けた研究開発を推進している.本研究の目的は,大型製品を扱う製造現場を対象に,クレーン操作作業における作業者の危険行為をカメラから自動的に検出することである.本研究では,現場の監視カメラから得られた映像データを用いて,危険作業に成り得る3つの危険行為(作業者が吊り荷の下に入る、吊り荷が移動する方向に立って操作する、動いている吊り荷に近づく)を対象に危険行動検出の実験を行った.人物検出および物体検出により作業者と吊り荷の位置をセンシングし,それらの位置関係から危険行為を検出した.安全行動データセットおよび危険行動を交えたデータセットを各2セット用意し評価した.安全行動については全て安全であると判定,危険行動については全て危険であると判定し,検証手法が有効であることを確認した.
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