2021年度 人工知能学会全国大会(第35回)

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[3H1-GS-3d] 知識の利用:オントロジー

2021年6月10日(木) 09:00 〜 10:40 H会場 (GS 会場 3)

座長:大向 一輝(東京大学)

09:40 〜 10:00

[3H1-GS-3d-03] セマンティックWeb技術を用いた、バイオリソースカタログシステムの運用の実際

〇臼田 大輝1、櫛田 達矢1、小林 紀郎1、桝屋 啓志1 (1. 理化学研究所)

キーワード:バイオリソース、RDF、SPARQL

バイオリソースとは、ライフサイエンスの研究開発やバイオ産業において必要とされる実験材料を指し、理研BRCではマウス、植物、培養細胞、遺伝子クローン、微生物の5種類のバイオリソースを取り扱っている。バイオリソースの管理はそれぞれ担当する部署があり、バイオリソースを検索するためのオンラインカタログについても部署ごとに独立して運用されていた。我々は、バイオリソース種横断的に検索可能なオンラインカタログが必要であると考え、他所で作成された生命科学データを用いて、継続的に拡張可能なデータベースの基盤として、セマンティックウェブ技術を用いて開発したことを前回大会(JSAI2020)にて報告した。運用開始後も、ルーチンのデータ更新に加えて、外部機関の疾患オントロジー導入によるデータの拡張を行い、疾患名およびICD-10コードによるバイオリソースの検索を可能にした。また横断検索カタログの機能拡張として、サジェスト機能の強化、and/or検索を実装し、ユーザビリティを向上させた。本報告では、セマンティックウェブ技術を用いた、検索サービスの継続的拡張に関して、検索履歴を解析の結果も踏まえて議論する。

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