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[3H4-GS-11a-04] 大学生のサービスギャップ解消へのアプローチ
AIを用いたメンタルヘルスケア
キーワード:人工知能、サービスギャップ、メンタルヘルスケア
本稿では,AI を用いたメンタルヘルスケアのあり方について明らかにすることを目的とする.メンタルヘルスに関する問題を抱えながら専門家に援助を求めない現象はサービスギャップと呼ばれており,その要因はスティグマや自尊心などが挙げられる.また近年では AI を用いたメンタルヘルスケアアプリも開発されはじめ,注目されている.そこで我々は特にアプリを通じたメッセージを用いて,サービスギャップ問題の解決図ることが出来ないか検証を行った.本研究では大学生にサーベイを実施し,アプリを通した文面での会話における対 AI時,対人間時の感情の差について検証した.その結果,スティグマと自尊心は利用意思への関連性は見られなかったが,カウンセリングの利用経験がある人は対AI時の利用意志が高いことが明らかになった.この実験は,サービスギャップの解消に役立ち,大学生に対してのメンタルヘルスケアにおいて有効な示唆を与える.
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