11:20 〜 11:40
[4J2-GS-6e-02] 実テキストにおける数量表現の含意関係認識に向けて
キーワード:自然言語処理、含意関係認識、数量表現
実テキストを対象とした意味解析において、複数文書における記述の差分を自動で計算するタスクには一定の社会的ニーズがある。近年では、このタスクに対して、含意関係認識器ccg2lambda [Mineshima 2015]を用いたアプローチが試みられている。二つの文書について構文解析・意味解析・定理自動証明を行い、双方向の含意関係を判定することによって、証明されずに残った項の情報を差分計算に利用する。本研究では、数量表現を含む文の差分計算に着目し、たとえば「3回」が「2,3回」を含意するといった推論を可能にすることで、より解像度の高い差分計算の実現を目指す。具体的には、ccg2lambdaのパイプラインにおいて、1) Tsurgeonを用いて、数量表現を含む文の構文木を正しく書き換え、2) 書き換えた構文木に合わせて意味テンプレートの加筆修正を行う等の修正を行った。
講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。