16:40 〜 17:00
[1I5-OS-14b-02] (OS招待講演) 法・裁判における未踏データとその活用可能性
キーワード:遠隔生体認証、AIシステム
この報告では、法・裁判における未踏データの活用可能性を示す。第一に、判例や学説においては、社会通念が実証的根拠を欠いた形で、論者の主張を支えるために恣意的に援用される。そのため、社会通念の内実を解明する経験的研究が急務である。第二に、そのような研究の一つとして、報告者は、世界的な議論の対象となっているAIシステム規制に関する日本市民の受容性を明らかにするために、まず市民がAIシステムに対してどのような評価軸を有しているかを明らかにする質問紙調査を行った。この調査によって、日本人は、欧米と異なり、AIシステムの使用者が公共団体である場合には受容し、逆に私企業等である場合には受容しない傾向があることが明らかになった。
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