2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-18 脳波から音声言語情報を抽出・識別・利用する

[2G5-OS-18a] 脳波から音声言語情報を抽出・識別・利用する(1/2)

2022年6月15日(水) 15:20 〜 16:40 G会場 (Room G)

オーガナイザ:新田 恒雄(豊橋技術科学大学)[現地]、桂田 浩一(東京理科大学)、入部 百合絵(愛知県立大学)、田口 亮(名古屋工業大学)、篠原 修二(東京大学)

15:40 〜 16:00

[2G5-OS-18a-02] EEGデータでの事前学習済み深層学習モデルを用いたInner Speechの単語分類

〇湯川 直旺1、鈴木 雅大1、松尾 豊1 (1. 東京大学)

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キーワード:転移学習、スピーチデコーディング、EEG、inner speech

脳活動データからのinner speechのデコードは, 障害を抱えた患者の意思疎通の円滑化や, メタ認知理解などに繋がると考えられる. 先行研究では, 深層学習モデルEEGNet を用いて実験が行われたが, 4 クラス分類のタスクで30% ほどの正答率であった. ここで, 転移学習を用いた特徴量抽出の精緻化が有効であると考えられる.
しかしinner speech に転移学習が用いられた研究は未だなく, EEGデータ一般でも, 異なるタスクのデータや, EEG以外のデータの転移学習における有効性については, 十分に検証がなされていない.
本研究では, inner speech データセットに, ドメインやデータ量の異なるデータセットを用いた転移学習を行い, 特徴量抽出の改善を検証した.
結果, 異なる被験者のデータを用いた転移学習による精度の向上が確認できたが, 異なるタスクのEEGデータを用いた場合は精度は改善しなかった. 一方で画像データセットは, 凍結する層を工夫することで, EEGデータとは性質が異なるにも関わらず, 精度の向上が確認された.

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