2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[2Q6-GS-11] AIと社会:

2024年5月29日(水) 17:30 〜 19:10 Q会場 (402会議室)

座長:廣川 暢一(日本電気株式会社)

17:50 〜 18:10

[2Q6-GS-11-02] 人口分布形状を利用した人口増減比率推定

〇髙井 健人1、平井 淳平1、齊藤 志歩1、山岸 祐己1,2,3、浦 将太3、森山 敬介3、上藤 一郎4 (1. 静岡理工科大学、2. 理化学研究所、3. 静岡市、4. 静岡大学)

キーワード:人口減少、コーホート要因法、人口推計

人口推計の代表的手法はコーホート要因法であり,日本でも将来人口推計に用いられているが,基本的には男女年齢別人口以外に「女性年齢別出生率および出生性比」「男女年齢別生残率」「男女年齢別国際人口移動率」が必要であり,一般的に各都市が公開している住民基本台帳データへの適応が難しい.さらに,地域別将来人口推計においては「純移動率」が必要となるが,現在は外国人住民も住民基本台帳制度の適用対象となっているため,国際人口移動率と転出入による移動率との厳密な切り分けはほぼ不可能である.しかし,住民基本台帳は国勢調査等よりも頻繁に集計され,1歳階級別のデータとして提供されることも多いため,その都市の経済成長,すなわち人口増減要因を推測するための重要な情報となり得る.よって,本研究では1歳階級別の人口分布とその分布形状,すなわち年齢の確率分布におけるモーメントを用いて,線形回帰の枠組みでそれらの増減比率を推定することを試みる.

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