2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[4C1-GS-11] AIと社会:

2024年5月31日(金) 09:00 〜 10:40 C会場 (イベントホール仮設1)

座長:新 恭兵(京都大学)

10:20 〜 10:40

[4C1-GS-11-05] BERTopicによるX(旧Twitter)データ分析の手法の検討

—新型コロナ禍で起きた「自己責任」投稿を事例に—

〇倉沢 真乃介1、日出 恵輔1、和田 伸一郎1 (1. 立教大学)

キーワード:BERTopic、自己責任、新型コロナウイルス、計算社会科学、Twitter

新型コロナウイルスによるパンデミックは政治から経済,社会生活とさまざまな場面で混乱が起きた.感染を完全に防ぐことは極めて困難な状況下で,私たちは公衆衛生上の観点から自粛やワクチンの接種など選択を迫られた.しかしながら,これらの選択には強制力がつかなかったため,個人の持つ規範のズレによって問題も起こった.そのような状況から,X(Twitter)上では「自己責任」を問う言論空間が生まれた.日本社会での「自己責任」は特異な存在であり,近年では生活保護やワーキングプアなどの貧困に関連する社会問題を議論する上でよく用いられる概念である.これまでも,社会学をはじめとする社会科学の分野で研究が蓄積されてきた.本研究では,言語モデルを使用した最新のトピックモデルであるBERTopicを使用して,コロナ禍という特殊な状況下での「自己責任」投稿から,「自己責任」がどんな存在であったかを明らかにする.BERTopicのc-TF-IDFを目次のように使用することで,妊娠当事者と医療従事者,それぞれの視点からコロナ禍に生じた自己責任について示すことができた.

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