[1O4-OS-18a] OS-18

[1O4-OS-18a-02] Integration of an automatic seizure onset analysis algorithm into epilepsy surgery planning using SEEG

〇Hajime Hamasaki^1,2, Koichi Fujiwara², Tomotaka Ishizaki¹, Takahiro Suzuki¹, Shun Yamamoto¹, Ryuta Saito¹ (1. Nagoya university Graduate School of Medicine, 2. Nagoya university Graduate School of Engineering)

Keywords:Epilepsy, Electroencephalogram

てんかん外科手術において、てんかん原性領域（Epileptogenic Zone:EZ）の正確な推定は、外科的治療を成功に導くうえで不可欠である。当院では、定位的頭蓋内脳波（SEEG）によって、術前に個々の患者のてんかんネットワークを高精度で推定し、良好な手術成績を得ている。しかし従来は、脳波の目視判読や発作型の臨床的特徴に強く依存していたため、客観的かつ定量的な指標に基づく手術計画を立案するには至っていない。そこで我々は、発作伝播ネットワークを発作起始順に基づき機械的かつ高精度に推定するアルゴリズムを開発し、術前プランニングの客観性を確保すると同時に、治療効果を最大化する新たなてんかん外科手術計画法の構築を目指した。SEEGデータを用いた発作起始自動検出アルゴリズムによる解析結果は、従来の解析手法に比して手術領域を発作起始順上位に判定し、また専門医による術前推定てんかんネットワークとも一致する結果となった。新たに提案するアルゴリズムを用いた、より詳細なてんかんネットワークの理解に基づく手術計画最適化の可能性を示す。