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[2D5-GS-9-03] 対話シミュレーションを用いた性格特性分析システムの開発
キーワード:ヒューマンコンピュータインタラクション、大規模言語モデル、性格特性分析
人の性格特性の分析において,実施や分析の容易さから質問紙法による自己評価が広く用いられている.しかし,質問紙法では,質問項目が抽象的で回答が困難な場合があり,先行研究においても自己評価による分析結果の信頼性の低さが指摘されている.そこで本研究では,質問紙法において被分析者が評定しづらい質問項目に対して,対話シミュレーションを通じた行動から分析できる手法を提案する.提案手法では,質問項目から具体的な対話状況を設定し,被分析者と自律エージェントの対話を自動で分析して評定値を得る.これにより,自己評定では正確な分析が困難であった質問項目に観察法を適用することで,具体的な行動に基づく分析結果を低コストで得ることができると考えた.実装には,大規模言語モデルを活用し,対話状況の設定から自動評定までを一貫して行うシステムを開発した.予備実験では,第三者評定と提案手法による評定結果を比較し,提案手法の妥当性を検証した.
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