2025年度 人工知能学会全国大会(第39回)

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[3R1-OS-45] 知的対話システム

2025年5月29日(木) 09:00 〜 10:40 R会場 (会議室805)

オーガナイザ:稲葉 通将(電気通信大学),東中 竜一郎(名古屋大学),徳久 良子(愛知工業大学/理化学研究所)

09:00 〜 09:20

[3R1-OS-45-01] AR空間におけるLLM統合型3Dアバターとの対話システムの提案

〇劉 俊甫1、栗原 聡1 (1. 慶應義塾大学理工学部)

キーワード:HAI、AR、LLM、アバター

近年,ARおよびVR技術の進化により,HMDを活用したアプリケーションが普及し,日常生活での利用が拡大している.また,LLM(大規模言語モデル)の急速な発展により,自然な対話を可能にする技術が注目され,多くの関連アプリケーションが開発されている.
 こうした技術の進展とは別に,日本では少子高齢化が進行し,社会的に孤立した高齢者や独身者の増加が大きな課題となっており,日常的に気軽に話しかけられる存在へのニーズが高まっている.これらを背景に,LLMを活用したチャットボットが孤独感の緩和や心理的サポートの手段として期待されている.
 本研究では,AR空間におけるLLM統合型3Dアバター対話システムを提案し,その有効性を検証した.具体的には,AR版システムと画面版システムを比較し,ユーザー体験やアバターの動作,感情表現などの評価を行った.その結果,AR版システムは画面版に比べ,感情的な親密度やリアリティで高い評価を得た一方,アバターのデザインや表情の拡張などの課題も明らかになった.
 本研究の結果は,AR技術を活用した新しい対話システムの可能性を示し,今後の改良点を提案する基盤となる.

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