2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » プラズマ医療科学の最前線

[14p-1F-1~11] プラズマ医療科学の最前線

2015年9月14日(月) 13:30 〜 18:00 1F (レセプションホール1)

座長:白谷 正治(九大),神野 雅文(愛媛大)

16:15 〜 16:45

[14p-1F-7] 非平衡大気圧プラズマ刺激による新作用機序遺伝子導入

〇金子 俊郎1、佐々木 渉太1、保苅 雄太郎1、神崎 展2 (1.東北大院工、2.東北大院医工)

キーワード:非平衡大気圧プラズマ、遺伝子導入、プラズマ刺激

筆者らは,非平衡大気圧プラズマを用いた細胞への低侵襲・高効率遺伝子導入法の開発を目指している.細胞溶液にプラズマを照射することで,溶液表面に形成された電界の細胞への物理的刺激と,溶液表面の電界で加速されたイオンにより生成された短寿命の活性種の化学的刺激との相乗効果によって,細胞損傷を抑えて,細胞膜でのイオンチャネル等を活性化し,細胞膜輸送,すなわち遺伝子導入の効率を向上させることが分かった.