[15a-2F-1~10] 3.14 光制御デバイス・光ファイバー

[15a-2F-1] Au/Ta₂O₅/Pd/Ptの多層膜構造を利用したヘテロコア光ファイバSPR水素センサの応答特性評価

〇(M1)高橋 健¹、細木 藍¹、西山 道子¹、井川 寛隆²、関 篤志¹、渡辺 一弘¹ (1.創価大工、2.JAXA)

キーワード：光ファイバ、水素センサ、白金

水素センサに使用されるPdは，水素吸蔵・放出過程で相転移による劣化が生じる．本稿では，本研究室で開発されてきたAu/Ta₂O₅/Pdの多層膜構造を利用したヘテロコア光ファイバSPR水素センサにPtを形成し，Pdの劣化による応答特性の再現性低下の抑制を図る．結果として，Pd膜単体のセンサでは経時変化による感度低下の差が0.044dB，Pd-Pt膜のセンサでは0.025dBであった．Pt膜の形成によって，水素センサの応答特性の再現性低下を抑制する効果が示唆された．